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DTP制作物の名称と役割 Vol.2

紙面レイアウトの名称を学ぼう

紙面レイアウトの名称を学ぼう

DTP制作物の名称と役割 vol.1」では、本の各部位の名称とその役割について紹介しました。
今回は、DTP制作物の紙面レイアウトの名称と役割について解説していきます。

1.紙面レイアウトの構成要素

ページもの

紙面レイアウト名称

①天
 印刷物の「上部分」。
②地
  印刷物の「下部分」。卦下(けした)とも言います。
③ノド
 ノドが綴じられている部分。見開きの中央側、表紙側では背になります。
④小口
  本を開く側。左右の切口のこと。
⑤本文
 主の文章。
⑥段
  段組。
⑦段間
  段の間。中央に細線を入れることがあります。
⑧版面
 紙面上の本文スペース領域全体を示し、レイアウト基準となります。
 本文サイズ、1行の字詰め、行数、行間のアキ、段数や段間のアキによって決まります。
⑨柱
 版面外の余白に置かれます。書籍では、書名や部・章タイトル。雑誌では誌名・巻数、記事のタイトルなどを入れます。
⑩ノンブル
 ページを表す数字。
⑪大見出し
  「タイトル」「題字」「表題」とも言います。
⑫サブタイトル
 「副題」大見出しの内容をわかりやすくするものです。
⑬リード
  内容を簡潔にまとめ、本文への導入の役目を果たす短い文章のこと。
⑭小見出し
 書籍では「章見出し」「節見出し」など。本文を読みやすくするために、適宜に入れられる見出し。
⑮キャプション
 写真や図版のタイトル、説明書きのこと。
⑯インデックス
 書籍や冊子などの索引や見出しのこと。章やカテゴリーごとに小口側に色をつけ、見やすくする要素です。

2.印刷物の仕上がりサイズ

判型

書籍や雑誌などの印刷物の仕上がりサイズのことを「判型」と言います。
判型毎にそれぞれ用途があり、その本に合わせた判型が使い分けられています。今回は、代表的な書籍の規格サイズをご紹介します。

A6(文庫)判105×148mm文庫本。ポケットにも入る小型本。
四六判127×188mm単行本。手頃なサイズで、出版物のなかで一番多い。
A5判148×210mm文芸雑誌や教科書、参考書、長編の文芸物向き。
B5判182×257mm週刊誌や一般雑誌、会報、研究誌向き。
A4判210×297mm美術全集や写真集、記念誌などに使われる比較的大きな判型。
AB(ワイド)判210×257mm大きめの雑誌など、女性ファッション誌でみかける。
判型の一覧

写真集・美術全集のように写真や図版を中心にした本は大きく、
文庫や新書など文字を中心にしたものは小さいサイズにするのが一般的だよ!

本を制作する際、これらの名称が頻繁に使用されるので、この記事でお伝えしたポイントを押さえて、ページものの制作にお役立てくださいね。


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