瑞穂市史
案件の概要
2003年に旧穂積町と旧巣南町が合併した瑞穂市。市制20周年の節目に、郷土の歴史・文化をまとめた『瑞穂市史』が制作されることになりました。その市史制作を当社が落札し、組版・印刷を担当させていただきました。また「こどもが読めること」をコンセプトに、写真やグラフ、年表を中心に構成したビジュアル版も同時に作成しました。
アプローチ
お客様より「1頁は54字×18行で組み、ページ数を減らしたい」とご指定がありました。当社で制作するA5判の市町村史では、文字の大きさが13級で1行50~55字、14級で46~48字という場合が多く、通常は文字を小さくして1行の文字数を増やすのですが、「文字はなるべく大きくしたい」とのご要望も。そこで文字の大きさを14級、字送りを13級に調整し、1行に54字を収めました。
画像は関連する文章のそばに配置することを意識しました。そのほか扉や表の色を、旧穂積町は水色(水をイメージ)、旧巣南町は緑色(田園風景をイメージ)、瑞穂市はオレンジ色(富有柿をイメージ)にすることで、ページごとに変化がつくように工夫しました。
完成後には、「西濃印刷さんにお願いできて本当に良かったです。正確で分かりやすく読みやすい本にするためにご協力いただき、執筆者の先生方、また読者の皆さんも感心されることでしょう」とありがたいお手紙をいただきました。地域の皆さまに親しまれる市史となれば幸いです。
クレジット
- Client
- 瑞穂市
- Contents
- 社史・市町村史・記念誌
- Specification
- 〈瑞穂市史〉
A5サイズ/1,008ページ/上製本
表紙:布クロス 太目紬
本文:クリームキンマリ A判 43㎏
見返:マーメイド ナチュラル 菊判 93.5㎏
〈ビジュアル版〉
A4サイズ/224ページ/PUR製本
表紙:アート 菊判 125㎏ マットPP加工
本文:マットコート 菊判 62.5kg